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【中村院長】人生100年時代

人生100年時代と言われております。
1963年に100歳を超えた方はわずか153人だったそうですが、2023年は9万2千人もの方が100歳以上のいわゆる百寿者(センテナリアン)になられました。そして2050年には68万人になるのではとも言われています。たしかに外来をやっていると、90歳以上でシャキっとしている紳士淑女が沢山来院されます。そして、どこから見ても80歳くらいにしか見えないのです。つまりは、日本人は20~30年前に比べて10歳以上は若返ったのではないかと思います。
さて、以前は高齢者と言われた60~70歳はどうかというと、60歳では現役バリバリに働いていて若々しく、70歳を過ぎても車を運転し、パソコンやスマホも使いこなし、80代でもゴルフや趣味を楽しんでいる方が多く見られます。NTTドコモの調べ(2023年)によると、60代のスマホ使用率は93%、70代でも79%だそうです。
このような、いわゆる高齢者を昔の「お年寄り」のように扱ってはいけないと感じています。この方々は、ともすると若者よりアクティブに生活を送っていますので、必然的に良い視力が重要となります。そして、可能であればメガネ無しで人生を楽しみたい、と望んでいるようです。いまどきの高齢者の「夢」にお応えできるよう、私たち眼科医の役割は今後ますます大きくなっていくように思います。
 

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