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【長谷川医師】第53回日本眼光学学会

こんにちは。暑かったり、急に涼しい日が続いたりと、体調管理が難しい日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。

私は9月2日、3日に東京で行われた眼光学学会に参加し、名古屋アイクリニッで白内障手術を行って、3重焦点の多焦点眼内レンズであるFINEVISIONを挿入した症例の術後成績を発表してきました。

FINEVISIONは、一般的な二重焦点の多焦点眼内レンズと比べて、光学的なエネルギーロスが少ないとされているため、見え方の明暗の差を見分ける視機能(コントラスト感度)が良い可能性があります。そのため、今回は特にFINEVISIONの夜間の視機能に注目してまとめ、発表しました。その結果、暗所のコントラスト感度の低下も少なく正常範囲内、アンケートでは夜間の運転でも95%の人がほとんど困らないと考えていることがわかりました。多焦点レンズの特性としてみられる、輪のように見える光(ハロー現象)は約80%の人にありましたが、当院で手術を受ける方には術前にこれらの点をよく説明をさせていただいてご納得いただいてから手術を受けていただいているためか、強い不満を持っている方はありませんでした。

多焦点眼内レンズなどの付加価値のついた眼内レンズの分野では、少しずつ新しい技術開発が進んでいるのですが、こうして術後成績をまとめると、それが実際に患者さんの術後の自覚症状や検査の結果に反映されていることがわかって嬉しくなります。

多焦点レンズを希望される方は比較的若い方が多いこともあり、今回の発表の症例は平均年齢54歳だったのですが、発表した際、もう少し高齢の症例での結果を知りたいとの意見をいただきました。

加齢とともに、コントラストなどが低下した条件でも、FINEVISIONの結果は良いものとなるのか?ということです。
例えば70歳代でどうなのか、など、興味はありますので、症例が集まるようならまた検討したいと思っています。

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