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【長谷川医師】アレルギーについて

花粉症の季節ですね。
私自身はスギ花粉症ではありませんが、外来の診察でスギ花粉の飛散状況を実感したりしています。

さて、アレルギー疾患を持つ患者さんは年々増加傾向だそうです。小学生の食物アレルギーは約4.5%と言われていますが、これはH16年の調査の1.7倍になるそうです。また、重篤な症状であるアナフィラキシーショックの既往は約0.5%とH16年の3.6倍と、重症な患者さんも増えているということがわかります(文部科学省HPより)。

アトピー性皮膚炎の発症予防には、皮膚の「保湿」が有効であると言われています。皮膚のバリア機能が低下したところから侵入した抗原が、アレルギーを起こしやすいと考えられているためです。私も、息子が赤ちゃんの頃から肌の保湿には力をいれていますよ。保湿のみで完全に予防できるわけではないですし、日々の積み重ねが必要ですが、簡単にできることですので、小さなお子さんのいるご家庭は、取り入れられてはいかがでしょうか。

アレルギーは、生命に関わることがない場合が大半である疾患ですが、QOL(生活の質)に大きく影響を与えますので、できるだけ発症を避けたい、症状を改善させたいものですよね。

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