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近視矯正手術を受けた眼科医師による座談会

小島 隆司先生 レーシック手術日:2004年11月21日 
手術前視力:右)0.15 左)0.15 
15年後視力:右)1.2 左)1.2
津久井 真紀子先生 レーシック手術日:2009年1月15日 
手術前視力 右)0.06 左)0.06 
10年後視力 右)1.5 左)1.5
水野 泰子先生 レーシック手術日:2010年6月19日 
手術前視力 右)0.1 左)0.09
9年後視力 右)1.5 左)1.5
澤木 綾子先生 ICL手術日 2014年12月11日
手術前視力 右:0.02 左:0.03
5年後視力 右:1.2 左:1.2
江坂 友里先生 SMILE手術日:2018年5月28日 
手術前視力 右)0.1 左)0.1
1年後視力:右)2.0 左)2.0

小島先生(以下K):今日は近視矯正手術を受けた眼科医が集まることができましたので、患者様にこの素晴らしさをお伝えしたいと思います。
私はもう老眼年齢になりましたが、全く問題ありません。先生方、その後の調子はいかがですか?
津久井先生(以下T):私はLASIK後10年以上経過しますが、とても快適です。仕事で顕微鏡を覗く際も、家庭で子どもたちと過ごす時も、裸眼でクリアに見えて、手術を受けて本当によかったと今も思っています。
水野先生(以下M):私の周りで小島先生や津久井先生が手術を受けられてお話を聞いていましたし、実際患者様の診察も行い、早く私も受けたいと思いました。
術後9年になりますが、近視の戻りもなく、両眼1.5の視力を維持しています。術前-3D程度と軽度の近視でしたので、グレアなども全くありません。老眼の自覚もまだありません。
澤木先生は強度近視でいらっしゃったからICLを受けられたのですよね?
澤木先生(以下S):はい、強度近視でLASIKは適応外となったため、ICLを受けました。
K:調子はどうですか?
S:術後5年になりますが、術直後同様1.2の視力を維持しており、大変快適な毎日です。私はLASIK適応外ですが、適応範囲内の場合でも近視が中等度以上でやや強めの方は、軽度の方と比較すると術後に近視の戻りが起きやすい傾向にありますので、ICLは術前の近視の程度に関わらず、良好な視機能と長期的な安定が得られることがとても魅力的です。
K:そうですね、最近では、LASIKが適応となる中等度以下の近視の方でも最初からICLを希望して来られる方が増えてきました。ICLは従来のものから、光学部中央に貫通孔のあるデザインとなったことで、以前は必要であった術前のレーザー虹彩切開術が不要となり、また白内障発症のリスクも低減して安全性がより高くなったことも魅力のひとつですね。
M:中村先生と小島先生が検討を重ねてこられたICLのサイズ決定計算式N-K式も、より安全なICL治療を行うにあたり寄与するところが大きいですね。
T:江坂先生はSMILEを受けられたのですよね?私達が手術を受けた頃は、まだSMILEはありませんでしたが、SMILE手術を初めて知った時、何と素晴らしい技術なんだろうと感動しました。
江坂先生(以下E): はい、私は名古屋アイクリニックでのSMILE手術件数がちょうど1000眼目という節目のタイミングでSMILEを受けることができました。SMILEはLASIKの欠点を克服し、小さな創口で外力に強く、ドライアイになりくく、生体力学的にも視力・屈折的にも安定性が良好であることが魅力的だと思いました。
M:SMILEはフェムトセカンドレーザーで作製した角膜切片を除去して近視矯正を行う方法ですが、このフェムトセカンドレーザーに用いられている極超短パルスレーザー技術を研究されたムル博士が昨年ノーベル物理学賞を受賞されましたね。
K:これは我々にとってもとても嬉しいニュースでしたね。屈折矯正手術は日進月歩で進化しており、選択肢の幅も広がっています。色々な情報が錯綜する現代、我々医療者が正しい情報をお伝えし、最適な治療法を選んで頂けるようお手伝いができるといいですね。
E:はい、私もたくさんの友人に勧めています。実際に手術を受けた医師からの発信は、患者様に安心感を与えることができると思います。

 

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