現代人に多い眼精疲労
一般的に「疲れ目」と言われているのは「目の疲労」で、「眼精疲労」はより重い症状を指します。「眼精疲労」の主な自覚症状は、目に関しては、疲れ・充血・かすみ・痛み・視力の低下などです。また、目以外でも、肩こり・頭痛・身体の痛み・胃痛や食欲不振などが起こることがあります。さらに進行すると、イライラや不安感・不眠・全身倦怠感から軽いうつ症状へ発展することもあり、それらが悪循環となっているのです。従来の眼精疲労治療法としては、眼鏡の調整、ビタミンB12点眼といったものがほとんどで、眼精疲労を訴える方には決して満足いくものではありませんでした。当院では最新の検査機器で原因を追究し、その方に合った治療を行います。
- 担当医
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セルフチェック
2個以上 : 眼精疲労の可能性があります。
眼精疲労が重症化すると、目だけでなく全身に症状が及ぶため、早期に対処することが大切です。
検査方法
- 視力・屈折検査
- 眼鏡やコンタクトレンズを使用している方は、過矯正になっていないか、目に合ったものを使っているかなどを見極めるために検査を行います。適切な眼鏡やコンタクトレンズを使うことで、眼精疲労の症状を軽減することができます。
- 調節検査
- 目の調節機能が正常に働いているのかを確認するため、目の筋肉の動きを調べるために検査を行います。この検査で目の緊張状態を知ることができます。
- 眼位検査
- 眼球の位置が正常であるのかを調べるための検査です。眼球の位置に異常がある場合、複視や斜視などにより脳が無意識のうちにそれを修正しようとするため、ストレスや疲れ目の原因になります。
- 眼底検査
- 目の奥にある網膜や視神経に異常(疾患)がないかを確認する検査です。この検査と眼圧検査を行うことで、視神経へのダメージなどを詳細に調べることができます。名古屋アイクリニックでは、眼精疲労の原因を特定するため様々は検査を行います。
調節機能測定
- 眼調節機能測定ソフトウェア AA-2
- 器械で測定した屈折力の揺らぎから、調節緊張程度を定量的に測定し解析します。視標を固視する間の屈折力を連続測定し、算出した調節微動高周波成分の出現頻度(High Frequency Component : HFC)を毛様体筋の活動程度として評価します。眼精疲労の原因のひとつ「調節緊張」を定量的に表示します。眼精疲労の度合いやタイプを視覚的に表わすことができます。
オートレフラクトメーターで測定した他覚的屈折値から徐々に調節負荷をかけていき、遠くを見た時から近くを見た時の屈折の揺れを測定し、調節緊張の程度を解析します。
グラフでは調節微動高周波成分の出現頻度(High Frequency Component : HFC) が適正値付近の場合は緑色、適正値以上の場合は黄色から赤色で表示します。